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日本橋老舗基準 「あ」~「そ」平成版

2015.01.01 作成:日本橋めぐりの会 代表 川崎晴喜     


「あ」・・・

  • 愛情より相性。愛情は消えますが、相性は消えません。「あいじょう」は濁っていますが、「あいしょう」は澄んでいます。出会ったたくさんのお客様の中から、相性のいい方とお付き合いすればやがてお得意様が鈴なりになります。

「い」・・・

  • 今こそ全力。過去は変えられず、未来は予測不能です。今に集中して日々を過ごせば、やがて老舗と呼ばれる日が来ます。

「う」・・・

  • 宇宙から見て考える。悩みも苦労も宇宙からは見えません。悩んでいる暇があったら、次の一手を工夫しましょう。

「え」・・・

  • 円より縁。損得ではない、人との出会いを大切にする生き方の中に老舗の商売の極意があります。

「お」・・・

  • 大人とは大切な人のこと。身体や身代の大きさではなく、出会った人を大切に思い、その人を大切にすることで、やがて自分が大切にされる人になることが江戸の商人道の王道です。大人は距離感。子供は距離感がわからないのですぐに抱き付きますが、大人がやったらセクハラです。お互いのバックボーンを大切に絶妙な距離感で商売やお付き合いをするのが本当の大人です。

「か」・・・

  • かみさんは神様。老舗の財布を握るお女将さんに感謝して、旦那は今日も孫悟空のように地域と業界の為に奮闘しています。

「き」・・・

  • 嫌いな人は自分の鏡。好きな人との関係には馴れ合いと停滞が起こりがちです。口も利きたくない人との付き合いこそが自分を磨く鏡です。

「く」・・・

  • クレームはラブコール。本当に怒った人は何も言わずに去っていきます。クレームをつける方は最後のチャンスを下さっていることを忘れずに誠実な対応で、さらに大きなお得意様へ変身して頂きましょう。

「け」・・・

  • 経験値の高さが大人の真価。落語で唯一ご隠居だけが馬鹿にされないように、年を重ねることで見聞きした経験を生活の中で活かすことで人の価値が高まります。

「こ」・・・

  • 子供は地域の宝物。ただ甘やかしたり放置するのではなく、地域全体で見守り叱り育てることが、次世代のリーダーを育てる秘訣です。

「さ」・・・

  • サービス三流、おもてなし二流、お接待一流。頼んでもいない押しつけサービスをして平気でお金を取るのは三流のやり方です。おもてなしにも、下心が見え隠れしているので二流のやり方にすぎません。四国の人達は八十八か所めぐりの方の為に1200年間、今日まで無事に過ごせた感謝と御礼の気持ちだけでお接待という名の奉仕活動を続けています。この見返りを求めない普遍的な愛と感謝のお接待こそが一流のやり方だと思います。

「し」・・・

  • 老舗は世間の褒め言葉。日本橋では、3代100年続かないと名実ともに老舗とは呼んでもらえません。自画自賛して浮かれている暇があったら地震や火事などの不測の事態に備えて備蓄や防災に励みましょう。

「す」・・・

  • 隙間をみつけて一流になる。どんな小さなことでも嫌がらずコツコツやり続ければ、知らないうちにその分野の第一人者になれます。

「せ」・・・

  • 背中でわかる人になる。半纏の背中の文字はぼたん文字といって、祭りでごった返している時でも一目でわかる書き方になっています。頭の一声で混乱が収まるように背筋の一本通った男になりたいものです。

「そ」・・・

  • 掃除と挨拶は欠かさない。日本橋は、高島屋側が武士の神様の山王神社、川をはさんだ三越側が町方の総鎮守の神田神社、ロイヤルパークホテルの先が、富岡八幡宮と氏子地域が三つに分かれた、神様が三つ巴の日本のエルサレム地帯です。お互いに橋向うとか川向うとか言って張り合いながら中東のように紛争が起きないのは、毎日掃除と挨拶を欠かさない分かち合い文化のおかげです。